「各読み」の重要度

「読み」といっても以下のように様々な種類があります。


・手牌読み
・山読み
・リーチの待ち読み
・鳴きの待ち読み
・リーチの打点読み
・鳴きの打点読み


そして、「読み」の重要度に順位をつけるとこうなります。

①山読み
②鳴きの待ち読み
③鳴きの打点読み
④リーチの待ち読み
⑤リーチの打点読み
※「手牌読み」は全てに共通するので除外



ちなみに図で書くとこんなイメージ
 「山読み」>>「鳴きの待ち読み」>「鳴きの打点読み」
 >>>「リーチの待ち読み」>>>「リーチの打点読み」


<「山読み」が1位の根拠>
・一番使用頻度が高い
・鳴き読みは鳴いた相手の手が整ってからでないと使えない
・リーチ読みは当然リーチが入ってからしか使えない
・山読みはいついかなる状況でも使える
「山に残っていそうな受けを残し、山に残ってなさそうな受けは嫌う」
 これを正確に行えるかどうかが腕の差になる




<「鳴きの待ち読み」が2位、「打点読み」が3位の根拠>
・鳴きに対しては読みが有効
・鳴いた瞬間の入り目が分かる上に、手牌の枚数も減って推理が大幅に行いやすい
仕掛けと捨て牌を見れば大体役は限定される
・枚数が減っている分、打点も待ちも大幅に絞りやすい



<「リーチの待ち読み」が4位の根拠>
・メンゼンの手牌を読み切るのはほぼ不可能
・入り目がわからないうえに、手牌13枚の組み合わせは数えきれないほど存在する
・リーチの一点読みなんて5回に1回当たれば良い方



<「リーチの打点読み」が5位の根拠>
・元から読みづらい
・裏ドラや一発という偶発的要素も存在するため読むことにあまり意味がない




ポイントをまとめると、こうです。
・リーチには待ちも打点も読まない
・リーチに対する読みより鳴きの読み
・何より山読みの精度を高めるべし




「読み」にも種類があって、重要度も違うし、
重要度の高いものから集中して学んでいった方が効率的ですな。



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「読み」に対する考え方

渋川プロの読みに対する考え方はこうです。


①読みは非常に難しくて確実性がない
②読みを使う方が有利
③必要以上に過信はしない



基本の部分をおろそかにしたまま読みを使っても、あまり意味は無いってことですね。


その証拠に「魔神の読み」は読みとタイトルとあるのに第一章は基本的な部分のみで、
第二章からやっと「読み」について紹介しています。


・序盤の打ち方
・着順と点差意識
・リーチ基準
・リーチ対する対処の仕方
・手作り
 などなど・・・まずはこれらの基礎を固めた上での「読み」ということです。
 

つまり、「読み」は上級者が会得するべきもので、
変に初心者や中級者が学ぼうと思うと、
中途半端な雀力しか育たないので注意が必要です。


その上で渋川プロは「読み」を使います。
やはり「有利」だからです。
「読み」によって少しでもトータルで得になる打ち方を選べるからです。
長期的に見れば有利なのは明らかですね。



そして、もう一つの注意点は、「過信しない」ことです。
これは本で具体的を交えて説明してくれていて、実際とてもわかりやすいです。


簡単にまとめると、

・基本的にテンパイすれば読みは放棄
 
です。


結局相手の手はある程度は読めても確実ではないので、
自分の手を最優先で考えよう!って感じの意味なんですが、
わかりづらいですよね。


これは、ぜひ本書を手に取ってよりまとまった情報を取り入れることで
さらに理解と整理が進むと思います。


僕なりに簡単にまとめると・・

読みまくる頭脳と素直な決断力。
両方が必要な訳です。

・・・う~む、、、うまくまとまらんなかったな(汗
「読み」も「読みの説明」も難しい・・・


⇒ 基礎力を学ぶには「この本」がおすすめ!